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蕾は開き咲きほこる
第16章 桜の下で
「そうですよ。声になっていましたよ。私の指で気持ちよくなっている中で吐息を漏らすように『私のが欲しい』と……そんな事を言われて我慢できるはずはありませんからね。それにゴムは持ち歩いているので」
そう言った男の証にはいつの間にかゴムが被せられていた。
「それに、汐里がズボンだけではなくスパッツにトレッキングスカートを履いてきていますからね。ズボンだけだったら諦めてましたけどね」
光春さんと違ってスカートのおかげで大事な部分を晒すことはない。
だけど、こんな短いスカートに素足という経験はなく、足の合間を抜けていく風に今まで感じたことのない感覚が沸き起こり、先ほどよりもさらに興奮する。
「この体制は初めてですね。大丈夫だとは思いますが木に体重をかけていてください」
言われたように木に両手をついて体重をかけると、光春さんは私の腰をぐっと押して固くなった男の証を押し付けてくる。
そして、ゆっくりと、ゆっくりと、私の中を押し広げながら入ってきた。