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蕾は開き咲きほこる
第22章 嫉妬
「それが普通なんでしょうね。そんな気持ちを持ち、伝えながら愛は深まっていくのでしょう。汐里を泣かせてしまいましたが……汐里の気持ちが知られてよかったですよ。それに、そんなにも愛してくれていると実感できてうれしかったです」
今までにないような笑みをこぼした光春さんとキスをした。
心が交わえば身体も交わりたくなり、お互いに舌を絡めて欲するだけキスを交わした。
「お酒、飲んだんですか」
キスが終われば、そんな事を聞かれ、スマホを忘れて取りに帰ったこと、そこで羽間さんが元気のない私を気にかけてみんなに声をかけて飲みにいった事を伝えた。
「そんな事があったんですね。まぁ、高橋さんたちも一緒なら何もいいませんが……くれぐれも用心してくださいね」
何を用心するのだろうと思いながらも、嫉妬という苦しい思いをして欲しくなくて、私は頷いた。