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第8章 誰にも知られたくない

白くて透き通った広美の胸の頂点に黒く、腫れ上がったグロテスクな乳首が晒された。

可憐な少女にはあまりにも不釣り合いな、グロテスクな突起物。
男たちはゲラゲラと笑い、広美の乳首を罵倒する。

クラスメイト達の視線も、広美の乳首に集まっている。
まるで汚物を見るような、軽蔑した眼差し。


「イヤー見ないで！」
「ダメ、違うの、これは違うんだってばー」
「もぅ、いやよー」

クラスメイトにもっとも知られたくない秘密を知られてしまった絶望と恥ずかしさ、広美は狂ったように叫び声をあげた。

(わたしもう生きていけない)