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美女の身影
第9章 儚夜
レジ締めも終わり、厨房の片付けも終わっていたので悟史は手持ちぶさたになった。

悟史「なにか手伝えることないかな?」

厨房のすぐ横のドリンクサーバーを片付けている佑奈に悟史は声をかけた。

佑奈「あっ、えっと、グラスを棚に入れていただけると助かります」

悟史「了解!」

佑奈「ありがとうございます」

佑奈はというと足元に並べられた、ビールや炭酸飲料の業務用樽の栓締めの作業を行っていた。

前かがみの体勢だった。

少し彼女のヒップが突き出た格好になる。

悟史「・・・・」

悟史はバックで犯した佑奈の生尻を思い出していた。
タイトな黒のチノパンを穿いているので小ぶりだが女性らしい丸みを帯びたヒップの形がわかりやすく浮き出ていた。

悟史は一旦は目を反らそうと努力した。

しかし、作業をしている彼女のヒップは左右に少しずつ繰り返し揺れていた。
それはもはや若い男にとって佑奈のその姿は強烈なセックスアピールだった。

とうとう悟史は佑奈の後ろ姿から目が離せなくなってしまった。
そして、生唾をゴクリと飲んだ。


気づくと悟史は佑奈を後ろから抱きしめていた。

佑奈「きゃ・・・っ」

悟史「・・・・!」

悟史には発するべき言葉が見つからなかった。

衝動的に抱きしめてしまったが、そのあとは全くのノープランだった。

華奢な佑奈の身体をぎっと抱きしめた。

悟史自身自分の手が震えているのに気づいた。

佑奈「・・・あの・・・さとしさん?」

悟史はふっと力を抜くと無言のまま佑奈の身体を180度回して正面を向かせてた。

美しい顔が悟史の目の前に飛び込んでくる。

悟史「・・・!」

そして悟史は脈絡なく彼女の唇を奪った。

チュ・・・

佑奈「ん・・・・!」

いきなりのキスに面食らった表情の佑奈。

悟史は佑奈の身体を押して、料理を並べるカウンターの上に彼女を押し倒した。

佑奈「さとしさんっ・・・ここお店ですよッ・・!」

背徳感はあるが
一度セックスした美女と閉店後の2人きりの空間。

悟史が止まれる理由がなかった。

悟史はカウンターに押し倒した佑奈の唇に再びキスをした。

佑奈「ん・・・!ッ」

先日の全裸の佑奈の姿がフラッシュバックする。

無意識に佑奈の襟付きのダークグレーのシャツの胸の膨らみに悟史は手のひらを押し付けていた。
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