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美女の身影
第9章 儚夜
佑奈「ありがとうございました。またのご来店お待ちしております。」

終業時間になって、最後の客を佑奈は見送りをしていた。

悟史「お疲れ、終わったね」

客が退店するのをみて悟史は厨房から姿を現わす。

佑奈「最後のお客様帰られました。お疲れ様でした」

悟史「じゃあ撤収しますか」

佑奈「はい、あ、、悟史さんちょっといいですか?」

悟史「ん?どうした?」

佑奈「レジ締めのやり方がよくわからなくて、、教えていただけますか?」

悟史「オッケー、じゃあ教えながらやってみようか」

佑奈「はい、お願いします」

レジ締めのため、ふたりでレジ前に移動する。

悟史がレジのキーを押せる位置に立ちキーに手を添える。

悟史「!」

佑奈の立ち位置が思ったより近くて悟史は少し面食らった。
肩と肩が触れ合う位の距離だ。

悟史「えーと、まず最初はね・・・」

佑奈「はい、お願いします」

モニターの表示を見逃すまいと少しモニター側に顔を近づける佑奈。

シャンプーの香りだろうか佑奈の少し甘い香りがふわっと悟史の鼻腔を刺激する。

悟史は操作を説明しながら横目でチラチラと佑奈の整った横顔を観察してしまう。
彼女の方は真剣に操作手順を確認している。

悟史はなかなか聞けなかったことを佑奈に聞いてみたくなった。

悟史「ゆうなちゃんさ」

佑奈「はい?」

悟史の顔を真っ直ぐ見る佑奈。

悟史「いや、あの、この前のことなんだけど・・・」

佑奈「この前・・・」

悟史「いや、怒ってなかったかなと思って」

佑奈「・・・・あー、この前の・・・ですね」

悟史「うん」

佑奈「あの、私すごくたくさん飲んで酔っちゃってたみたいで、その、よく覚えてないんですよね」

口元を緩めて佑奈が言う。
気を遣っているような笑顔だった。

悟史「ホント?」

佑奈「本当です。あっ、次はどうすればいいんですか?」

悟史「ん?」

佑奈はクスリと笑って、レジを指差した。

佑奈「レジですよ笑」

悟史「あーごめんごめん!次はね・・・」



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