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美女の身影
第9章 儚夜
まさかあの佑奈が悟史と・・・?

杉田は電気が消されて暗転した映像を呆然と眺めていた。

杉田はさっきの映像で見た制服の乱れた佑奈の姿が頭から離れなくなっていた。


あらぬ想像が杉田の頭の中に目まぐるしく回る。

杉田ははやる気持ちを抑えて厨房とホールの間のパントリーに足早に向かう。


杉田が勤める居酒屋チェーンでは何年か前にアルバイトによる在庫窃盗の騒動があった。

騒動が起きたのは杉田の店舗ではなかったが、それ以来、全店舗にパントリーと厨房にも監視カメラを設置するのが本部の方針になっていた。

その事は社員にのみ周知されていて、アルバイトへは周知されていなかった。
カメラ自体も空調機器と同化するように設置され巧みに隠されていた。

また窃盗騒動があったときの「証拠」として活用される為のものであった。


杉田はパントリー内で椅子に乗り天井の角にある監視カメラのユニットに手を伸ばした。
そして底面のカバーを開けて、SDカードを引き出した。

SDカードを手にすると小走りでレジ横においたままのノートパソコンの所に戻る。

杉田はパソコンにそのSDカードを差し込む。
少し手が震えていた。

そしてSDカードのフォルダに格納されているファイルをクリックした。

杉田はごくりと生唾を呑み込んだ。

そして小刻みに震える手で再生ボタンを押した。

さっき二人が奥に消えた時間帯までスクロールする。

残されている動画はパントリー全体をとらえていた。


長坂佑奈がパントリーでドリンク類の後片付けをしていた。
改めて見ても相当な美人であった。
佑奈は一つ一つ丁寧に撤収していく。

途中で悟史がパントリーに入ってきた。
悟史も佑奈の手伝いをするようだ。

それから佑奈が悟史に背中を見せる体勢になった。

足元の作業をするため佑奈がかがんで悟史の方に尻をつき出す格好になった。
悟史が佑奈の後ろ姿をガン見しているのが顔の向きで分かった。

そして、

杉田「!」

一瞬だった。
悟史が佑奈に近寄ると後ろから彼女に抱きついたのだ。

杉田はあまりに急展開で驚いた。
心臓がバクバクしてくるのを感じる。

悟史は続けざまに佑奈を反転させると、彼女の唇を奪った。
彼女は突然の出来事に驚いてるように見えた。

そして悟史はステンレスカウンターの上に佑奈を押し倒したのだ。

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