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第14章 疼き

少しだけと言っていたが、佑奈も次々と酒を勧められて３杯目、４杯目とグラスを空けていった。
頬を少し赤らめてグラスを口元で傾ける仕草が色っぽっかった。


美女と飲めて男達はかなり盛り上がっていた。


次第に４対１の合コンのような雰囲気になってきて、質問が大胆なものになってきていた。


「佑奈ちゃん、この中だったら誰が１番タイプ？」


完全に酔にまかせた悪ノリだった。


佑奈「えっと・・・笑」


佑奈は戸惑った表情でチラリと翔太の顔を見る。


それを見た後輩が「あっ、佐竹さんは無しでこの３人から選んで」


佑奈「えー・・・と、皆さん素敵ですよ？笑」


「はい気遣い上手！笑」

「でも、強いて、強いてあげるとしたら？」


翔太「佑奈ちゃん答えて上げなよ、よーく見てみ？笑」


向かいに座っている後輩達が佑奈に向けてキメ顔をする。


佑奈「ふふ」


それを見て思わず笑ってしまう佑奈。


佑奈「じゃあ堺さん」


「マジ？やった！」

「え〜〜！堺って１番ハズレだよ？だって彼女いるし」

「バカ言うなよそれ笑」

佑奈「え〜？そうだったんですね笑」

「言うなよっていうのもおかしいだろ」

「佑奈ちゃんのタイプはこいつなんかぁ〜」

佑奈「強いて言えば、ですよ？笑」

「強いてだってw」

「堺残念！」