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美女の身影
第14章 疼き
少し飲みすぎているのは間違いなかった。

頭が少しだけとぼーとする。

佑奈「ちょっと飲みすぎました」

翔太「結構酔った?笑 悪い奴らじゃないでしょ?」


佑奈「皆さん、ノリがいいですね。たくさん笑わせてもらいました笑」


年上で社会人だけあって皆余裕があって、褒め方も上手で確かに悪い気はしなかった。


翔太と会うことになってかなり身構えて家を出てきたが、今日は「その気」が無いのかもしれないなと佑奈は感じ始めていた。

今日一日翔太と過ごしたが明らかにデートを楽しみたいと思ってくれているようだった。





ふとトイレに差し掛かったところで少しふらついた瞬間に翔太が肩を支えた。

佑奈「あっ、ごめんなさい・・・」

目と目が至近距離で合う。

佑奈は翔太の目を見てドキリとした。

あきらかにさっき皆と話していたときとは違い本気の目だ。

佑奈は思わず下に視線を逸らす。

さっきまで全く感じなかった欲望を含んだ目線に鳥肌が立つ。

ガシッ

翔太がもう片方の手で佑奈の肩を掴む。

気づくと翔太の顔が目の前に来て、二人の唇が重なった。

佑奈「・・・・・・!」

佑奈はいきなりのキスに戸惑う。

ここは居酒屋の廊下でいつ店員や客が来るか分からない。

翔太「佑奈ちゃん、こっち・・・」

翔太は佑奈の背面にある男子トイレのドアを押し開けると
二人はその中になだれ込んでいった。
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