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美女の身影
第14章 疼き
ちゅ・・・ッ

ちゅ・・・ッちゅ・・・ッ

男子トイレの個室の中で佑奈は翔太に肩を抱かれ熱い接吻を受けていた。

佑奈「ん・・・・・っ」

生暖かい翔太の舌が口の中に入ってくる。

佑奈はそれに応えるように目を閉じて自らの舌を絡めた。 

ちゅ・・・ッちゅ

頭がぼーと熱くなる。

今日は翔太にその気がないかもしれないと思いかけていた。
だが翔太は目と目が合った瞬間に隠していた欲望を露わにして襲いかかってきたのだ。

男子トイレというこの場所も、もし次の誰かが扉の前に来たらどうなってしまうのだろうと思う。

何分続いただろうか、ようやく翔太が佑奈の唇を解放する。

翔太「佑奈ちゃん、堺のコト気になるんだ?」

その質問に佑奈はドキリとした。

佑奈「あれは・・・皆さんが無理やり・・・」

翔太「いや佑奈ちゃんがチラチラ堺のコト見てたの気づいてたぜ?」

佑奈「そんなコト・・・」

翔太が詮索するような目で目の奥を覗いてくる。

佑奈は思わず俯いてしまう。

翔太は戸惑っている佑奈の頭の後ろに手を回してさらに熱烈に唇を求めた。

ちゅ・・・ッちゅ・・・ッ

もう一方の手で背中をなぞられてカラダが一気に熱くなる。

佑奈「ン・・・・・っ・・・・・っん!」

男女の荒い息遣いが個室の中でこだましていた。




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