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美女の身影
第20章 宴会
商社マンの佐竹翔太は社内で資料作成に勤しんでいた。

翔太「ふう・・・・・」

区切りがついたところで一息つく。

翔太「・・・・・・・」


『あっ・・・・だめッ・・・・・あぁっ・・・・!』


佑奈の部屋を盗撮させたセックス動画を思い返していた。
付き合ってもいない同級生に好きなようなに身体を貪られる佑奈の姿を思い出すとオフィスの中なのに股間が硬くなりそうになる。


佑奈が誰かに抱かれる姿を見るのは、翔太に今まで感じた事のない興奮を呼び起こさせた。
自分以外の男と佑奈のセックスは嫉妬と興奮が入り混じった感情を生み出し、翔太の官能を異常なほど刺激した。


今度の週末はイヤらしい動画を見せつけられたお返しとして、佑奈をホテルに呼んでたっぷりと可愛がってやるつもりだった。


そんなイヤらしい想像をしている最中に、商談から戻った後輩の大塚が声をかけて来た。
翔太は一瞬で我に返った。


大塚「佐竹さん、ちょっとよろしいですか?」

佐竹「どうした?」

大塚「いや、今日プリスジョンに商談にいってきたんですが、、、」

プリスジョンは婦人用下着の国内大手メーカーだ。
佐竹は大塚とともにプリスジョンの営業担当をしているので当然今日大塚がプリスジョンの商談に行っていることは知っていた。

下着を製造する為の生地を毎年一定の量、佐竹の商社が納めている。
プリスジョンが製造している下着の内、実に8割が佐竹の商社が納めた生地からできている。

商談といっても毎月生産に合わせて増減する納入量を調整する為の打ち合わせだ。

大塚が暗い顔をしているのが、佐竹の不安を煽る。


佐竹「何があった?」

大塚「・・・・来年度より、生地を取り扱う専門商社からの購入量を増やし、ウチからの購入量は全体の5割程度に調整したいと言われました。」


佐竹「・・・・・!柿内部長がそうおっしゃったのか?」

大塚「柿内部長からそう言われました」

佐竹「何で急にそう言う話しになった?昔からプリスジョンとの取引量は安定していて、ウチをひいきにしてくれてる会社じゃないか・・・。
というか柿内部長が大好きな例年の『あの接待』も来月行う予定じゃないか?」
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