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美女の身影
第21章 夢中(序盤)

長坂佑奈がいない間の猥談は、酔いが入った大学1年の男達にとっては、いささか刺激的だった。
達之と性行為をした女ということで、どうしても少し性的な目線で見てしまう。
前情報が一切ない初対面の女とは明らかに違っていた。
他愛もない会話が再開されてから
男達は最初は緊張と遠慮で直視できなかった長坂佑奈の顔や身体を怪しまれない程度にチラチラとチェックした。
佑奈は酔っているのか、絶えず笑顔で少し邪な男達の視線に気づいてはいないようだった。
入店したときにはあまりの顔の美しさに気を取られていたが、
よくよく見てみると
スレンダーな体型にしては以外と胸の膨らみがあることに皆が気づき始めていた。
そうなるとさっきの「佑奈ちゃんのおっぱい」と言うワードが、まだ若い男子大学生の頭の中でぐるぐると渦巻いていく。
男達はモヤモヤとした感覚に苛まれていく。
長坂佑奈のその透き通った麗しい声や、髪が揺れた時の甘いシャンプーの香り、料理が運ばれていく口元、
彼女の動作の1つ1つが男達の感情を掻き乱していった。

