この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
墜ちてイク~性奴隷妻は羞恥指令に躯は溺れて……。
第22章 チャプター22
 郁美が逝くのを見届けたが、解放されることはなかった。目隠しも拘束もそのままで、仰向けにベッドの上に横たえさせられた。伸ばしていた脚を曲げられ、お尻を浮かされる姿勢をとらされると、内股を舌で舐められた。くすぐったいような、背中がぞくぞくするような、これまで感じたことのない快美感に、郁美は目隠しの下で双眸をぎゅうっと閉ざした。
 玲二が晴翔か、どちらかはわからないが、唇を開かされると、舌が入り込んできた。
「ん……んフン、あ……あぁ」
 官能に蕩けさせられた頭の中で、ふと、肌寒さが忍び寄ってきているのを感じて、郁美はキスを中断させた。
「あ……あの、今って何時ですか」
 郁美のその問いを遮るように、キスが迫られたので、郁美は顔を背けた。膝で、ベッドの上に立ち上がった。
「腹でも空いたのか」
「いえ。時間を知りたいだけです」
 ふたりが答えるのに、やや時間がかかった。
「六時五十分だ」
 ——六時五十分!
 時間を聞いて、心臓が止まりそうになった。それなりに時間が経過しているとは思っていたが、そんな時刻になっているとは、思ってもみなかった。
「あ……あの。夫がもうすぐ、帰ってくる時間です」
「それが、どうした」
 晴翔だろうか。思ってもいなかった言葉をかけられ、一瞬、思考が停止してしまった。
「それが、どうしたって……」
「郁美。おまえは、おれたちの奴隷なんだろう」
 郁美の縛られた腕に、力が入った。
「旦那には、知ってもらったほうがいいんじゃないか。これからも、あんたたちが夫婦生活を続けていくのか、それは、わからないけどよ。性奴隷に墜とされたことを、いつまでも隠し通せると思うのか」
 郁美は口を開きかけて、それから首を横に振った。晴翔の言葉はナイフのように、郁美の胸を深く抉った。うなだれると、郁美は脱力したように、その場に座り込んでしまった。涙が流れるかと思ったが、頬になじみの感覚は感じられなかった。自分は今、一体、どんな表情を浮かべているのだろう。この時ばかりは、目隠しをされていることに、郁美は感謝をした。
/124ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ