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墜ちてイク~性奴隷妻は羞恥指令に躯は溺れて……。
第12章 チャプター12
 それから――郁美(いくみ)とふたりの男は様々な体位で交わった。一方が下になったかと思えば、上になり、また精液を胸や口、膣に受けたりして、何度も絶頂に達し、肉の悦楽を極めに極めた。
 気づけば、いつしか太陽は傾き、夕方の日の光が草の褥と周囲の視線を遮ってくれている木々、それに全裸で交尾を行なっていた三人を照らしていた。
 こんなにも長時間、セックスをしていたのは一也(かずや)を除くと、郁美も初めてのことだった。風俗店に勤めていた時も一日中、中出しはされなかったものの、性行為は行なってはいたが、同じ男性とセックスをした記憶はなかった。大抵は、男のほうが果ててしまうし、郁美も体力を消耗し尽くしてしまい、立てなくなってしまう。それが為せた――為せてしまったのは、男が二人とも絶倫だったのと、郁美もこの異常な状況で興奮していたからなのだろう。
 昼食も摂らずに、セックスをしていたので、さすがに男たちはぐったりとしてしまっていた。一人は横たわったまま、目を閉ざしていたし、もうひとりーー終始、無言で郁美を犯していた男は、最後の膣内射精で息が上がってしまったらしく、木にもたれかかったまま、顔を上げようともしなかった。
 ――今だわ。
 いつまでも、こんなところに留まっていたら、それこそ明日の朝まで、ふたりに犯されかねない。郁美はセックスをしながら、それとなく自分が身に纏(まと)っていた衣服とバッグを一箇所に集めていたのだが、二人に気づかれないように立ち上がると、それを手に持って、その場から後退(あとずさ)りした。充分、離れても、男たちに気がつかれないと見てとると背を向け、足音をなるべく立てないように、早足で移動していった。
 早足から、なけなしの体力を注ぎ込んで走り始めると、遠くから叫び声のようなものがあがった。何を言っているのか、判然としなかったが、あの二人の男が郁美がいないことに気づいて、声をあげたのかもしれないし、そうではないのかもしれない。いずれにしても、もう、この公園には、用はなかった。
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