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墜ちてイク~性奴隷妻は羞恥指令に躯は溺れて……。
第13章 チャプター13
 それから、郁美は夫婦の寝室へと移動させられた。その間、バスタオルすら巻かせてもらえなかった。全裸で、しかも名前すら知らない男に、自宅の聖域である夫婦の寝室へと案内させられるのは、この上ない屈辱だった。この日のことは、薄れることはあっても郁美の記憶から取り除かれることはないのだろう――そう思うと、消え入りたい思いでいっぱいになった。
 寝室のドアを開け、足を踏み入れた瞬間、郁美は目を見開いた。思わず、立ち尽くしてしまった。
 部屋には複数のビデオカメラとスタンド付きの撮影用のライト、集音マイクが用意されていて、呆然とそれらの機材を見つめることしかできなかった。後ろに一歩、退くと、背後から肩を押さえられた。
「おっと、どこへ行くつもりだ」
 鎖ピアスの男が顔を近づけてきた。キスをされそうになり、咄嗟に背けようとしたが、男に顔面をつかまれた。強引に、キスをされた。舌が入ってくると、反射的にそれに応じてしまった。
「ん……んフン、あ、んんッ」
 郁美は男から離れたが、カメラが自分に向けられていることを意識すると、その場に屈み込んだ。躯を隠すように、上半身と膝をくっつけた。
「ずいぶんと長湯だったな」
 視線だけを上に向けると、暗がりから、サングラスをかけた、下着姿だけになった大男が姿を現すところだった。
「まぁな。ここに来るまでの間、ちょっと時間が空いちまったからな。ちょいと、躰を解させてもらったぜ」
 男は言うと、郁美の腕を縛っていた麻縄を解いた。躰は自由にはなったが、郁美はしばらくの間、その場から動くことができなかった。肩を掴まれ、起き上がらせられた後も、腕を胸の前で交差させ、男たちの視線とカメラから、裸を隠した。
「散々、ヤリまくったってのに、今更、恥ずかしがることはないだろう」
 ベッドの腰を下ろした郁美は、男たちをまともに見ることができず、顔を俯かせた。
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