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墜ちてイク~性奴隷妻は羞恥指令に躯は溺れて……。
第16章 チャプター16
「そんなーーどうして。お願いです。もっと、続けてぇ」
 郁美の言動が、男の機嫌を損ねてしまったのだろうか。郁美は隆一相手にもしたことのない甘えた声で、おねだりをした。
 鎖ピアスはキスをすると、「なあ、あんただけ感じているばかりでなく、おれも気持ちよくしてくれよ」と耳元で囁いた。
 郁美はこくりと頷くと、体勢を変えた。ワゴン車のカーペットに膝をついて、男と相対した。服を脱ごうとすると、男は首を横に振った。
「そのままでいい。ズボンを脱がしてくれ」
 郁美は鎖ピアスの男を見上げ、こくりと頷いた。ワイシャツにズボン姿の男の、ベルトに手をかけた。
 パンツの前の部分が興奮で膨らんでおり、脱がせるのに苦労したが、足首まで下げることに成功した。
 ズボンの下に現れた白いブリーフに、郁美はしばらくの間、目を奪われた。それから、深く溜め息をつくと、乞われもしないまま、それに手を伸ばした。
 郁美の手が触れると、ブリーフの中で息づいている、男のエレクトした肉竿が、ぴくんと震えた。その様に郁美は婉然と微笑むと、ブリーフに口をつけた。
 ーーあぁ、この臭い……堪らない。
 夫のものではないペニスが放つ強い牡の臭いに、うっとりとしながら、郁美は背徳的な悦びに、躰を震わせていた。
 郁美はブリーフの上から玉袋を揉むと、下着のラインに隠されていない、脚の付け根に舌を這わせた。男は毛深く、舌先にそれが触れるが、その感触を愉しみながら、精の臭いを鼻腔に取り込んでいった。男が時折、くぐもった声で悦ぶのも、嬉しく感じた。
 毛が郁美の唾液ですっかり濡れると、郁美は今度は肉茎の輪郭をなぞるように、舌先を走らせた。竿の部分を口に含み、唇で愛撫しながら、舌を動かして刺激を与えた。
 ブリーフが郁美の唾液を吸い、肉竿の形を浮き上がらせると、郁美は下着に手をかけた。
「ぬ……脱がしても、いいですか」
 蕩けた顔で鎖ピアスの男を見上げ、郁美は相手に向かって言った。
「見たいのか」
 郁美は口中に溜まった唾を、飲み込んだ。
「は、はい。見たいです。あなたのペニスを、直に見て、口で感じさせて下さい」
「――いいだろう。フェラチオをするのを、許してやろう」
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