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墜ちてイク~性奴隷妻は羞恥指令に躯は溺れて……。
第19章 チャプター19
 運転席のドアがバタンと閉ざされた。それから少ししてから、郁美たちが重なり合っていた後部シートのすぐ横のスライドドアが開けられた。サングラスをかけた男が、三人が占めるにしては狭い客室へと、身を乗り出してきた。
「声がでかすぎるぞ」
 言いながら、サングラスの男が、窓にかけられていたカーテンをめくった。郁美はちらりと見た程度であるが、車が停車しているのが、あの交尾公園の駐車場であることに、気がついた。視界を塞ぐ防風林と、特徴のある柵で、それがわかった。
 郁美の自宅から交尾公園までは、車でも一時間もかからないはずだった。時計がないので、晴翔に抱かれてからどのくらいの時間が経過しているのか、わからないが、一時間以上は車でセックスをしていたはずだった。おそらく――郁美の躯がほぐれてくるまで、遠回りをして移動していたのだろう。彼らのそのもくろみは、見事に成功したと言えた。法悦にさらされて、今の郁美はふたりに抱かれて快感を得ることしか、考えられなくなっていた。
「仕方ないだろう。おれの愛撫がうまくて、声を抑えさせることができないんだからな」
 晴翔が淫靡な笑みを浮かべながら言った。郁美の膣からペニスを引き抜くと、サングラスの男のためにスペースを空けた。
サングラスの男は鼻を鳴らすと、後部シートにどっかりと、腰を下ろした。それから、郁美にはじめて気がついたとばかりに、視線を向けた。
「脱がせろ」
命令口調で言われて、
郁美は震える声で、はいと答えた。声が震えているのは、憤りのためでも、恐れのためでもないことは、郁美自身にもよくわかっていた。目眩にも似た、ぞくぞくとした悦びに頭の中をかき乱されながら、郁美はサングラスの男が身にまとっていた黒革のコートとジーンズを脱がせていった。タンクトップとブリーフの姿にさせると、背後から晴翔が郁美のお尻に手を伸ばしてきた。肌の感触を愉しむように、撫でまわすと、尻たぶをつかみ、左右に広げてきた。
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