この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
最後のキス~琉球の海を渡る風~ 
第3章 The wind of Ryukyu~琉球の風~
 一陣の風が髪を嬲ってゆく。
 かすかに潮の匂いを含んだこの風を藍那はずっと愛してきた。それは紛うことなく真戸那の記憶ではなく、藍那のものだ。藍那は幼い頃、母に連れられて毎年訪れていた沖縄の風を心から愛していた。故郷の北の街の淀んだ重たい灰色の空気、その空気を震わせる冷たい風とは全然違う。
 気まぐれな風は藍那の髪を揺らし、二人の間をあっという間に通り過ぎていった。
/204ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ