この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
マッチ&マリッジ教師
第1章 ふにん
校長室に、新任の男子教師が5人、ズラリと並んだ。
大卒が2人、高卒が僕を含め3人である。
しかし僕は、他の4人の姿を見て、気落ちした。
『ひょっとしたら仕事ないぞ、これ…』
他の4人全員は、アイドル級の超絶イケメンだった。
僕は…。自分ではダサくないと思っているが、超絶イケメンと並ぶと見劣りする。現に、校長は僕を完全無視しやがった。
『くそッ。せっかくの女子中学生のお乳尻裸を愛でる機会が、ふいに』
新任教師は、全員、新中2のクラス担任となる。
ただ、クラス編成は、女子生徒の選択にかかっている。新2年生の女子が、以後の5年間(中高一貫校である)のクラス担任を選ぶシステムになっている。
5年間で担任教師との仲を深め、結婚をめざすということだ。もちろん、その間、エッチ行為は自由。そのために、新任男子教員全員に、一夫多妻の特別婚姻制度が適用され、妻が増えるたびに国家から特別支給金が毎年加算給付される。
『はーあ、ついてない…』
僕が選ばれる可能性は、万に1つもなかった。
始業式。
体育館の壇上に、新任教師5人が勢ぞろいし、一人ずつ赴任のあいさつ。
イケメン教師が登場すると、あちらこちらに黄色い声が沸き起こり、大歓声。体育館に集められていたのは、新2年生の女子100名である。普通の学校なら、教師5人で20人ずつに振り分けられるのだが。
僕が前に出て話そうとすると、体育館内がシーンと静まり返った。女子生徒の全員が、下を向いている。
『くそおーっ!おのれーっ!おまえら、地獄へ行きやがれーっ!』
僕は、およそ教育者にあるまじき言葉で、内心、女子生徒たちをののしった。
始業式の後、女子生徒たちだけが残り、クラス担任選びの記名投票が始まった。
1時間後、職員室に新任教師5名が集められた。他の教師たちも、いる。
校長と事務長が現れた。
「クラス担任投票の結果を発表します」
大卒が2人、高卒が僕を含め3人である。
しかし僕は、他の4人の姿を見て、気落ちした。
『ひょっとしたら仕事ないぞ、これ…』
他の4人全員は、アイドル級の超絶イケメンだった。
僕は…。自分ではダサくないと思っているが、超絶イケメンと並ぶと見劣りする。現に、校長は僕を完全無視しやがった。
『くそッ。せっかくの女子中学生のお乳尻裸を愛でる機会が、ふいに』
新任教師は、全員、新中2のクラス担任となる。
ただ、クラス編成は、女子生徒の選択にかかっている。新2年生の女子が、以後の5年間(中高一貫校である)のクラス担任を選ぶシステムになっている。
5年間で担任教師との仲を深め、結婚をめざすということだ。もちろん、その間、エッチ行為は自由。そのために、新任男子教員全員に、一夫多妻の特別婚姻制度が適用され、妻が増えるたびに国家から特別支給金が毎年加算給付される。
『はーあ、ついてない…』
僕が選ばれる可能性は、万に1つもなかった。
始業式。
体育館の壇上に、新任教師5人が勢ぞろいし、一人ずつ赴任のあいさつ。
イケメン教師が登場すると、あちらこちらに黄色い声が沸き起こり、大歓声。体育館に集められていたのは、新2年生の女子100名である。普通の学校なら、教師5人で20人ずつに振り分けられるのだが。
僕が前に出て話そうとすると、体育館内がシーンと静まり返った。女子生徒の全員が、下を向いている。
『くそおーっ!おのれーっ!おまえら、地獄へ行きやがれーっ!』
僕は、およそ教育者にあるまじき言葉で、内心、女子生徒たちをののしった。
始業式の後、女子生徒たちだけが残り、クラス担任選びの記名投票が始まった。
1時間後、職員室に新任教師5名が集められた。他の教師たちも、いる。
校長と事務長が現れた。
「クラス担任投票の結果を発表します」