パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第1章 ふにん

「クラス担任投票の結果を発表します。２年Ａ組、女子２５名、担任に、カケル殿を命じる」
大卒のイケメン教師（僕に言わせれば、キザヤロー）カケルが進み出て、満場の拍手の中、辞令を受け取った。
「次に、２年Ｂ組、女子２５名、担任に、ショウタ殿を命じる」
同じく大卒のイケメン教師（僕に言わせれば、チャラヤロー）ショウタが、またまた満場拍手の中、辞令を受け取った。
「次、２年Ｃ組、女子２５名、担任に、ツトム殿を命じる」
僕と同じ１８歳の高卒教師、だ。しかし顔だちは今すぐ芸能界デビューできそうな、スター顔。スタコラヤローとあだ名させてもらおう。本当はスターヤローだが、しゃくなんで。
ここまで、２５名、２５名、２５名と来ている。どうやら、結果が見えてきた。

「最後に」
『うわっ…、その言葉は、ちょっときついぜ…』
「２年Ｄ組、女子２５名、担任に、ニック殿を命じる」
ニックも、僕と同じ高卒１８歳教師だが、その名前が示すとおり白人系外国人である。映画のトップスターのような超超超絶イケメン…。コナモンヤローとあだ名させてもらった。

「以上、辞令伝達式を終わります」

ところで、僕は、この学校で何の仕事をやればいいんだろうか？
クラス担任は持っていない、教科の授業も教えない。
事務員が来て
「ユウジ先生の席は、あちらです」
と案内された。そこは、第２職員室と呼ばれる部屋。中には、誰もいない。僕一人だけ。
この学校には、第１職員室と第２職員室というのがあって、クラス担任と教科担任は第１職員室に入り、その他は第２職員室に入るという。

あ、そうだ、確か生徒指導部とか、進路指導部とかそういう分掌というのがあったなあ。
生徒が帰った後、職員会議が開かれ、出席した。
しかし。
分掌表の中に、僕の名が無い。
「あ、あの…」