この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
妖女な幼女【完結】
第6章 二人のカンケーを待つモノ
「いやあ…、合格おめでとう!ユキコちゃんもついに高校生だね…。それで、T高校ってえと、昔ながらのレトロチックなセーラー服だよな?」


ユキコちゃんはクスクス笑っている。


「それと…、通学はバスになるか…」


「はい。大体20分ですね。…実は、母に好きな人できて、もしかすると再婚するかもしれません。なんか、今のアパート引っ越そうかって…」


「そう…。まあ、お母さんもまだ若いからなあ…。とにかく、ユキコちゃん、ここはもう通学路じゃなくなるんだよな…」


S氏はさすがに、寂しい顔をモロ出しだった。


「あのう…、通学路じゃあなくなっても今まで通りでできませんか?私、これからも来たいんです、ココへは…」


無論、S氏は彼女からそう申し入れてもらえることが嬉しかったのだが…。


***


「ユキコちゃん…、最初にキミの写真を残すと決めた時に言ったこと、忘れてないよね?」


「はい」


「あの時はまだ小4だったけど、今のキミは高校生だよ。こんなオヤジが言うのもなんだが、魅力的な女性になってる。これ以上は目に毒ってのが正直な気持ちだよ」


「おじさん、私…、恐いんです。”あの時”からずっと、おじさんのところを通ってたからできたことが、できなくなっちゃうんじゃないかって…。”あの時”の自分に戻ってしまうような不安に駆られるんですよ。平気でウソついて、愛想笑いで人に近づく打算深い私がまた眠りを覚ますような…。そんあ気持ちがするんです。ですから…」


「キミはもう小学生じゃあないんだよ。あの当時オレができたことも、キミがまだ小さかったからさ。もう、こんなオヤジ、キミの役に立てないって」


「もう少し…。自分にもう少し自信がつくまで、通わせてくれませんか!」


「…まあ、オレも5年だからね…。本心は、ユキコちゃんの顔見れなくなると、めちゃくちゃ寂しい。こんあおじさんでよけりゃ、いつでもおいでよ」


「ありがとうございます!」


彼女は常に歯切れのよい敬語だった。


***


/19ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ