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瑠璃色
第9章 光が消えた時


「川崎、帰ろう!」
「フフフッ…どうしたの?私は大丈夫だよ!」

「いいじゃん、今日も一緒に帰ろうぜ…」
「ハハハッ…うんっ、そうだね!」

外に出ると、梅雨時期独特の蒸し暑さ。
このスッキリしない感じ、私の心の中と一緒だな…

「考えたら、淵上って3月でいなくなっちゃうんだよ
ね…同期がいなくなるって寂しいね クスクスッ…」
「何だよお前…寂しいって言って、笑ってやんの…
大丈夫、お前には直人さんがいるじゃん!」

「ヘヘヘッ…そう、だよね…うんっ」
「お前…本当は何かあったんじゃないのか?」

「ハハハッ…ある訳ないじゃん!本当、あんたって心配症
なんだから!!」
「何もないならいいんだ…でも、一人で絶対に抱え
こむなよ!」

「…うんっ…ありがとう…」
「やっぱ、話しながらだとあっという間に着くな!
とにかく、今日はゆっくり休めよ…また、明日な!」

「うんっ、お疲れ様…」

ガチャガチャ…バタン…

ハーッ、身体がダルい…本当は、まだ気持ち悪くて
何も食べたくない。
だけど、少しでも食べとかないと、きっと、淵上に
心配掛けちゃうだろうなっ…

ほんの少しだけ、お粥作って食べよう…
うん、それでいい。




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