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第11章 その後…

美樹「…美香…あんた…なんであの3人と居るのよ？」

美香「…た、隆君に紹介してもらったのよ？なんでそんなに怒ってるの？お姉ちゃんが悪いんでしょ？」

美樹「…はっ？美香？黙れ！」

美樹はギロッと隆に…

美樹「蓮の弟？隆君だっけ？あの3人連れて来なさい！」

隆「…さ、さっき…仕事だからって帰りましたけど？」

美樹「…そう…まぁ良いわ…明日捕まえに行くから！」

2人はその後もネチネチと美樹に根掘り葉掘り聞かれて抵抗も虚しく全て白状させられた…

悠はジジババが持って来たオモチャで遊び疲れて寝てしまった後6人を送り出して一気に疲れが来て悠の横で寝てしまった…夕食は8人で狭い部屋で賑やかに食べた…

翌朝目を覚まし悠を幼稚園に送って行く時にドアポストに何か入っているのを見つけた…

悠を送って部屋でそれを開けると自分と悠の名義の通帳と印鑑が入っていた…A4の紙には…

美樹へ

悪いな？望み通りにしてやれなくて？悠の事と蓮の気持ちを考えれば申し訳ないがお前の気持ちは聞いてやれないと会った日に考えて蓮の両親には即報告させて貰った…接触もしない約束でな…お前の事がいまいちわからなかったから色々手を尽くして先日妹から事情を聞いた…この案はお前の妹の案だ…悪いが爆笑させて貰った！美樹に良く似てる。そして頭が良い…同封してある通帳は以前にも言ったが蓮が稼ぎ残した金だ…悠の養育費には足らないだろうが使ってやってくれ…お前名義のものは俺達からの祝いだ…もう逃げる必要はない…本来頼るべき相手を頼って悠を育てろ…蓮の忘形見だ…産んでくれてありがとう！美樹幸せになれよ！相手に困ったら同封したものに署名捺印して送り返せ…悠事引き受けてやる…晃も元も今年結婚することになって俺も1人になった…35まで有効だから…いやなら破いて捨てて構わない…蓮とは一連托生の関係だったからな…

追伸

俺達はしばらく帰って来ない…会社も休業になっている…晃と元の式には呼んでやるが祝いの席だ…苦情、文句、暴力などは一切受け付けておりませんのでよろしくお願い致します。

美樹「…バカ！」

美樹は2年後それに署名捺印して送った…