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Gemini
第9章 溺れる体
週に一度の家庭教師の日。

あとは夏休みを待つばかりの私は、到底勉強する気になんてなれなかった。でもノアは、期末テストで落とした問題を解説して、しっかり二時間授業をしてくれた。

「もったいないミスもあったけど、それなりに取れててよかったよ。順位がでるのは来週?」
「多分、それくらいだと思う。」

「楽しみだ」
「ノアのおかげだよ、ありがと」
文房具を片付けてたノアが振り向いて、私の頭を引き寄せた。

(キス…される!)
目を閉じて心の準備をする私のおでこに、ノアの唇が軽く触れた。でもほんの一瞬で、すぐに離れてしまった。

「ノア、冷たいお茶飲む?アイスコーヒーもあるよ。それか…アイスもあるけど…」
私は立ち上がりながら、必要以上のボリュームで、まくし立ててしまった。このまま帰ってしまいそうなノアを引き止めたかったんだ。

「いや、いいよ。それより…」

私の手を取ったノアは、王子様みたいにその甲にキスをした。
「カナデがいいな」

ドックン…
心臓が大きく脈打った。


「ねぇカナデ?カナデのすべてが見たいな」


「すべて…って…?」

「すべては、すべてだよ」
ノアの手は、デニムのスカートを脱がせると、Tシャツの中に入ってきて、ブラのホックをあっという間に外してしまった。そのまま脱がされて上半身が裸になった。

パンツだけでノアの前に立たされている。両腕で胸を隠しているとはいえ、恥ずかしくて堪らない。
「ノアぁ…」

「最後は自分で脱いて」

(自分で…)
胸から手を外さないと脱げない。覚悟を決めて前かがみになり、パンツに手をかけた。


「すごくキレイだね」

ノアは椅子の背もたれに体を預けて、ゆっくりと私の全身を見ていた。
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