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Gemini
第9章 溺れる体
「…怒ってる?」
「いや、大丈夫」

「痛くは無かった?」
「うん、ルカがたくさん…」

「たくさん?」
顔を上げたノアはじっと私の目を見つめた。私は目を逸らすようにして、顔の向きを変えた。

「んっ……」
ノアの舌が胸の膨らみを舌で持ち上げるように舐めた。ゾクゾクが体を巡り始める。舌が離れる度に胸がプルンと揺れた。
それから、舌が跳ね返されるのを楽しむみたいに、舌でつついたりもしてくる。

ノアの指先が背中に細い線を描くと、なぜか胸の先が熱くなった。

「はぁん……ふぅ……ぅん…」

「それから?ルカと何をしたの?」
ノアの息が胸の先に当たるだけで、考える速度が急激に遅くなってしまう。

「ルカと…」
言いかけてあの情景を思い出した。

「舐めあったの…」
「はっ?…二人で?」
ノアの目が見れない私に、追い打ちをかける。
「やるね、カナデ」

「その後は?」
ノアの指が胸の先を押し上げては放つ。反対側は既にノアの口の中だった。

「…っん……も…許して……」
ノアの肩に置いた手に力が入って
「ダメ…全部話して」

「はぁんっ……だめっノア…それ…」
両方を交互に吸われて、膝が震えてしまう。
「誰に舐められてそんな顔してるの?」

「ノア…ノアに舐められて…気持ちいいの」

「もっとして欲しい?ここも…」
きつく閉じた太ももにノアがキスをした。

「して…くれるの…?」

「して欲しいならね」
「して欲しい」
ノアの目のグリーンが煌めいて見えた。

「広げて見せて」
「立ったままするの?」
「そうだよ」
微笑んだノアが床に跪いた。

「ここに足を乗せていいよ」
言われるがままに、ノアの肩に足を置く。

「すごく濡れてるよ…カナデ」

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