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Gemini
第9章 溺れる体
両手で掴んで無理やり自分の方に向けたノア。
私はぎゅっと目を閉じていたけど、きっとずっと見ていたんだろうな、ルカに弄られて漏らしている最中の私の顔。

意思とは無関係に、しゃばじゃばと私の中から水が出ていく。

「すごいすごい、いいじゃん」
太ももを伝っているのに、ルカの指はまだ許してくれない。中で動く度に水が出され続けた。

「ぁあぁ…やだぁぁ…も…ぃやぁ…」


やっと出きったのか、ルカの指は抜かれた。

「どんな気分?」
目の前のノアが微笑みながら私に尋ねた。

「恥ずかしくて…」
死んじゃいそう、と続けるつもりだった。

それなのに、ルカの指がアヌスの周りをクルクルと円を描きながらなぞるから…
「ぁ…ゃ……気持ち…ぃ…」


ノアに抱き寄せられて、私はノアの首にしがみつく姿勢になる。ノアの手は私のおしりを両手で開いて、ルカから丸見えになってしまった。

「入っちゃえば?」

「なんだよその悪魔の囁き」
ルカは愉快そうに笑った。

「ほら」
ノアはルカに何かを渡した。

ルカは少し考えてから、私の背中にキスをした。
「………いや、やっぱやめとく。」


ルカの手には、さっき私の中に挿し込まれたローションの小さな入れ物があった。


「ちゃんときれいに洗い流しとけよ」
ルカは私のほっぺたにキスしながら言った。
「オレ、やってやろうか?」

「大丈夫。でも…シャワーは後にする。」

「疲れた?」
ノアが私のおでこを撫でた。

「うん…少し、眠たい」
「今日たまちゃんの帰り何時ごろ?」
ノアは私に聞いたけど、もう半分以上眠った頭は答えられない。

「確か準夜だったよな?」
代わりにルカが答えてくれた。

「風邪ひかないようにね」
ノアとルカは服を着ると、眠りかけた私を置いて帰って行った。
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