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Gemini
第10章 20cm
ルカの濡れた指は今度は後ろからパンツの中に入ってきた。
もちろん狙ってる場所は…

「ふぅぁあぁ…」

指先で円を描きながら優しく穏やかに刺激する。

「や…ぁ……そこ…だめ……」

「そう?もうほぐれそうだけど?」

恥ずかしいのにやめて欲しくない気持ちよさが確かにあった。

「ぁっ……」
指先が入口をくすぐる。

「指入れたら汚れちゃうかなぁ」
「だめ……入れちゃ…ぁっ…ぃゃ…」
そんなの恥ずかしすぎる。

「じゃ、どうする?」

「…」

「入れちゃうよ」
「ゃっ………あれ……して…」

「あれって?」
なんて意地悪なんだろう。
「ルカ…嫌い…」

「いいよ、入れてあげるからあっち向いて」

私の足元にしゃがんで、お尻を開くとツプッと差し込んであれを入れてくれた。

「なんで持ってるの?」
「いいことしてやろうと思ってたから」
「いいこと…って、変態」
「オレもだけど、カナデもな」

キスしようと近づいたルカを手で抑える。トイレに行きたくなったから。
「待って」

でも離れようとする私を抱きしめて離してはくれなかった。
「まだだめ」

「なんで、やだ、ちょっと」
「我慢しないとだめなんだって」
「そんなの、知らないよ」
お腹がジクジクしてくる。

「もうちょっと待ってみ」
ルカは私の顔を両手で押さえて、無理やりキスしてきた。いつもの優しくて穏やかな、くすぐるようなキス

キスに集中していれば気分が紛れるような気がした。

私が大人しくなったのが分かったのか、ルカの手から力が抜けて耳たぶを指で弄り始めた。

耳の形をなぞるように動く指と、チロチロと蠢く柔らかい舌。
その一つ一つがお腹のジクジクに響いて、気持ちいいのかお腹が痛いのか分からなくなってきた。
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