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Gemini
第10章 20cm
ここまでネチネチと弄ってきたのはなぜだったんだろう。硬く反りたってるのは、最後までしたいから…なんでしょ?

私はとっくに覚悟出来てた。
もう怖さよりも興味の方が完全に勝っていた。

ルカが欲望と理性との狭間で苦しんでた理由は、まだ何もかもが未体験の私には想像もつかなかった。

仰向けになった私の両足を持ち上げて、今にも入ってきてしまいそうなほどペニスを押しつけられる。

「いくよ?口開けて」
素直にルカの言うことを聞く。
ルカが手を添えたペニスがヌチュッとあてがわれ、少しずつルカの腰に力が入っていくのが分かる。

(こんなに太いもの…ほんとに…)

ドキドキとワクワクで胸がいっぱいだった。

その時、邪魔するみたいにインターフォンが鳴った。
まるで私たちのことを見ていたかのようなタイミングで家の前に来たのは、もちろんノアだった。

中の状況を知らないノアは、窓をノックする。
「遅れてごめんね、カナデ」

「あっ。うん。今開けるね…」
焦ってそう言ってしまった私のおでこを、指先で軽くパチンと弾いたルカはベッドから降りて、服を着始めた。

「旅行までお預けだな」
タンスから適当に服を取り出して、慌てて身に付ける私に、ルカは優しく言った。

ベッドの上にはお風呂場で見た鮮やかなスティックと、真っ黒いお団子みたいなのが連なったものが並んでいた。

「ね…これ…」
(まさかさっき入ってたのって…)

「ああ、ここまでずっぷり入ってたよ」
ルカの指が指したのは、先から20センチくらいの大きな丸のところだった。
「うそっ」
(こんなのが…?)

もうズボンに隠されてしまったものの大きさを思い出して、少し納得する。

(こんなに深くまで私の中に入ってくるんだ)

そしてパンツの中はグチャグチャのまま、ノアを家に招き入れた。
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