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第11章 尋問

持ち上がっていた腰は、一時の休息によってベッドに帰ってきた。でも、優しく労わるような動きに変わった舌によって再びまた宙へ浮く。

「んぅっ……はぁあんっ…」

ノアは舌先の動き一つで私の体を簡単に仰け反らせることができた。

完全に、体を支配されていた。


「も……吸わないでっ……」


ノアの口の中にあっても無くても、ジンジンと痺れた胸の先端は痛みと熱で嫌というほど私にその存在を主張していた。
そして不思議なことに、アヌスの中も同じタイミングで痺れるのだった。


私の体の中を血液が流れるその脈動が、痺れとなって局所的に私を刺激していた。生物の教科書にあった、全身に行き渡る血管の図が頭に浮かんだ。


「見てこれ…カナデ」

見たこともないほど赤く大きく腫れ上がった胸の先…


ノアは広げた手をゆっくりと回して、一本一本の指で順に乳首を弾いた。私は最後の小指に弾かれるところまで、目を開けていることはできなかった。

「腰、くねらせて、随分いやらしい体だね」

体を丸めて縮こまった私の手首を掴んで、少し強引に体を仰向けに戻すと、そのまま反対の乳首も同じように指で弾いた。

自分でも嫌というほど分かるけど、クネクネとうねる体を止めることは不可能だった。

「お願い…ノア…」
じっと観察していたノアを見上げた目には涙が溜まっていた。
「行かせて…天国……早く…」


全身を覆う痺れに似た疼きと、乳首に感じる熱い痛みが、私を淫らに変えてしまった。
さっきまでルカに弄られていた体は、もはや完全にノアに制御されていた。


冷たく笑うノアだけど、きっと天国に連れて行ってくれるはず。

触れられてもいないクリトリスがジンジンした。