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Gemini
第12章 夏が始まる
「胸、大きくなってない?」
制服の上から私の胸をガシッと鷲掴みをしながらそう言うのは凛だ。

「そんなことないでしょ」

「そんなことある!ずるいよ、奏ばっか」

いわゆるモデル系のスラッとした細身の凛の方が、よっぽど羨ましいのに。

「体中ムニムニだもん。凛の方がずるい」

「寝ちゃうとさ、本当にぺったんこになっちゃって…悲しくなってくるんだよ。悲しいっていうか申し訳ないっていうか」

そう話しながらも、凛は指に力を入れて揉み続けてる。
「どうしたらこんなに成長するわけ?」

「なになに?」
寄ってきたのは中等部からの友達の華乃(はなの)だ。爽やかな外見の割に、昔から彼氏を途切れさせたことのないエロ系女子だ。
「うわっ、確かにいい形。ボリューム感も…」

「ってか、華乃もなんか大きくなってない?」
凛は私の胸と華乃の胸を比べるように触ってる。

「気持ち、ね?やっぱ揉まれると大きくなるっていうじゃん?」

「誰に揉まれてるの!」
どんなに凛の厳しい目が向けられても、ノアルカの名前は出せない。
「まさか…和樹??ウソ…」

「ないないない。まだそういうんじゃないから」

「まだ?ってことは、これから、『そういう』関係になっていく訳ね」
華乃が煽るように言うと、凛はハッと何かに気づいたような顔をした。

「てことは、ますます育つってこと?!ずるーーい!!」


ここのところノアにもルカにも揉まれて弄られてるから、そのせいなのかな?

(いつか和樹が私の胸に触れるときが…?)
妙にリアルに想像しちゃって、恥ずかしくなる。



「あ、そうだ。花火大会のことなんだけどさ」

凛に話しかけられて、いつの間にか華乃がいなくなっていたことに気づいた。
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