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Gemini
第12章 夏が始まる
スカートの中に手を入れてパンツを下ろすところを、ルカに観察するように見られていた。

脱いだパンツを床に落とすと、ルカが手を伸ばしてきた。私はその手に自分の手を重ねる。

(あぁ…もうすぐだ…)
期待に胸が踊ってしまう。

引き寄せられ、顔をまたぐように促される。待ちに待った快感への期待が、恥ずかしさを覆い隠す。

ソファに横たわるルカの顔の上に跨った。

チュッとキスをされる音、そして温かくぬるついた舌の感触。


(はぁ…これ…)
熱く深いため息をつく。

「これ、だろ?」

くちゅくちゅくちゅと湿った音をさせながら、ルカの舌に転がされる。

「そう……それっ…ぁぁ…気持ちいぃ……」


肘からかくんと力が抜けて、ルカの膨らんだペニスの目の前に顔がいった。

ルカのハーフパンツに手をかけて、下着ごとずらした。

「なに?それも欲しいの?」

返事もしないで、その濡れた先にキスをした。私の蕩けた頭は考えることよりも、感じることを優先したんだ。

「熱い…」


「ルカ…止めないで……」

私の舌の感触に集中してたルカに催促した。
なんて淫らな催促だろう。後になって思い返すと、顔が熱くなる。


核を捉えたルカの舌が、そこだけに刺激を与える。

(ぁあ…来た…これ…これなのっ…あぁ…)

「んんっ!」
腰がピクンと動いて、ルカの舌と距離を取った。
ペニスの先にキスをしていた唇から、熱い息が漏れる。

「はぁ……はぁ……気持ちいい…」

「口、止まってるぞ?」
返事の代わりに、大きな口を開けてペニスの先を口の中に収めた。

ルカの手に腰を引き寄せられて、また唇が私のいやらしいところに触れた。
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