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Gemini
第13章 花火大会の夜
ペニスがお尻に押しつけられているのが分かる。

「mon bébé…分かる?」

「うん…」

「これが入ると…」
ゴリッと更に強く押しつけられる。
「今までの何倍も気持ちよくなれるから」

「なん…倍も…?」
クリトリスへの刺激は弱くしてくれてるのに、なぜだか腰のうねりが止まらない。

「そう、何倍も。楽しみだろ?」

耳元で囁かれる低い声に溶けてしまいそうになる。

「ぁあ……んはぅっ……」

「今からくるのよりずっといいやつ」

(またあの波が私の体に近づいてきてるのが、ルカにはバレてるんだ…)


「そ…なの…死んじゃ…」

「うん、死ぬほどいいから」

「はぁんっ…あぁっ……………っ!」

ビクッ…ビクッ…と余韻で体が動いている私をルカは抱きしめ続けていた。やらしい言葉が耳から直接頭の中に注がれて、気持ちいいことしか考えられない。

「ルカ………」

全身の緊張が解けて、ルカの鼓動を背中に感じる。
眠ってしまいそうなほどに心地よい時間が流れていた。

それから少しして、ルカは静かにベッドを降りた。

「どこ行くの?」
振り返って私のことを見たルカの目が一瞬だけ見開かれた。その視線によって、私自身も自分の乱れた姿に気づいた。

「あ…」
開かれたままだった胸元と裾を合わせて、素肌を隠してみた。

キラリと光ったルカの目。

チェストの上から何かを取ると、ベッドに戻ってきて私の腰のあたりに座った。

黙ったまま私の膝を立てると、そこにキスをした。


「なに……してるの…?」
バカみたいな質問。
ルカはズボンを少し下ろしてペニスを取り出し、何かをしている。

(これは…コンドーム…?)
ゾワゾワ…と全身に鳥肌が立つ。

「ル……カ…?」
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