この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Gemini
第14章 期待する体

[ 和樹から荷物預かったんだけど… ]
[ なんかあった??? ]


凛からLINEが来たのは、ちょうど空港で荷物を預けてる時だった。

きっとヒロ経由で凛の手元に来たんだろう。

(そんなに私と会うのが嫌だったのかな…)

[ そうだったんだ…ごめん ]
[ 今から沖縄に行くとこだから、もうちょっと預かってて💦 ]

何かあった?には、返事をしないまま。


[ りょ ]
[ 沖縄ウラヤマ ]

[ 帰ったら連絡するねー ]

[ 楽しんできてね ]



少し胸がずーんとなる。
でも、顔には出さないようにしないと。



ママとつーちゃん、ノアとルカ、そして私。
並んでるとどんな風に見えるんだろう。
(ツーペアとあまり札って感じかな…)

ノアとルカに挟まれて歩くと、163センチある私がちびに見えちゃう。

「とりあえず今日は、那覇だろ?」
「南国色の魚、食べたいね、カナデ」
「うん、そうだね」

「あの二人、毎晩飲み歩くらしいから」
ルカがニヤッと私たちを見ると、ノアも含み笑いをする。
「楽しい時間がいっぱいありそうだね」

「え?あ…うん…」

「どうした?」
「うわの空だね?」

「そんなことないって!沖縄、楽しみだね!」

「積極的~」

「やべ、もう立ちそう」

「やっ、ちがっ…」
あわててルカのことをペチッと叩くと、2人とも楽しそうに笑った。

「何かあったの?」
ノアがのぞき込むように私の顔を見た。

「ん…でも大丈夫」
私の答えに、美しく微笑みながら頷いた。



手荷物検査を終えて、搭乗口に向かう。
見るからに夏を楽しむ気満々の人たちで、いっぱいだった。

私もそう見えてるといいな。
/463ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ