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Gemini
第17章 バレないように
「ふ…ぅんっ……ぁ……」

「声、我慢して」

「…っ………んっ…」

「そう。あいつにバレないように」

口ではそういうくせに、やっぱり意地悪だ。

ルカの指はクリトリスを撫でたり、中の浅いところを引っ掛けたりして、私のことを甘やかし続けた。

「はぅ…んっ……ぃ…ちゃっ…」
ルカに抱かれたままピクンと体が跳ねる。
脈動と共にジーンと快感が広がっていく。

シーツに包まれたまま、舌を出してお互いの舌を舐め合うのも気持ちいい。
「んっ、ふっ……」

舌が離れ目が合うと、ルカが微笑んだ。
そしてまた自然と唇が重なり、舌が触れ合う。

私の足で挟んでいたルカの足が角度を変えると、自然と私の足が開かれて、またルカの指が私を弄りだす。

(せっかく落ち着いたのにな…)
そう思う心とは別に、体はルカの指を歓迎するみたいに滴っていた。


ピチュ…ピチュ…
そこに滴りが存在していることを主張するように、ルカの指が音を鳴らす。

そんな音を聞かれることも、間近で顔を見られることも恥ずかしくて、被さってきたルカに腕を回してキスを求める。

ギシッとベッドが軋む音が聞こえた。
私たちではなくノアの方。

ドッドッドッ…と、心臓が鳴る。
体は全ての動きを止めた。

バスルームのドアが閉まり、シャワーの音が聞こえてきた。ホッとしてルカの顔を見ると、軽いキスをされた。

そして微笑んだまま、その唇が動く。

「mon bébé、咥えて」

ルカがシーツを持ち上げると、先の濡れたペニスが私の方を向いていた。シーツの中で反転して、ルカのペニスにキスをした。

そして、あーんと大きく開けた口にルカのペニスを咥える準備をする。

まずは長く出した舌で迎えて、ルカから滲み出た液体を先に味わった。そして、プリプリに張っている先をベロの広いところで何度も舐め上げた。
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