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Gemini
第17章 バレないように
「いいね…今のそれ」
ルカにそう言われると嬉しくなる。もっと気持ちよくなってもらいたい。
ルカの口から吐息が漏れると、私も気持ちよくなった気がする。
足を上げるようルカの手が私を促した。
ルカの顔が恥ずかしい位置に来たけど、これから貰える快感への期待が恥ずかしさを上回ってしまう。
ヌルリという柔らかい舌の感触。
「あぁ…」
(やっぱり…これ好き…)
温かく滑らかな舌が、私の形をなぞるように動く。
「ほら、休むな」
舌の先がアヌスに触れた。
「はぁうっ」
高い声が飛び出てしまった。
「こんなにほぐれちゃって、やらしい体」
「はぁんっ…や…っ……気持ちいい…」
ぐるりと円を描いたあと、にゅぷっと音を立てて舌先が私をつついた。
「も……だめって……あぁん…ルカぁ…」
ルカのお腹に手をついて体を起こして、逃れようとするとガシッと掴まれて更に舌が差し込まれた。
「やぁあんっ…」
「朝からそんな声出して」
バッと目の前が明るくなった。
シーツが捲られて、眩しい光の中にノアの笑顔がある。そして、シーツの中には、ルカのペニスを握ってる私の腑抜けた顔。
ノアの顔から焦点がずれて、視界が揺らいだようになるのは、ルカの舌につつかれ続けてるせいだ。
「俺のもしてよ、カナデ」
ノアは私の手を取って、腰に巻いたタオルの上からペニスを触らせた。
右手に握ってるルカのよりも柔らかい…
そんなことが頭を過ぎっている間に、みるみる硬くなっていつもの通りになってしまった。
不意に乳首を挟まれて体がビクンと反応した。
「あぁん…っ」
叫びかけた口をノアの唇に塞がれる。
ノアの舌が口の中で暴れると、ルカの舌が入ってるアヌスの感覚とリンクして訳が分からなくなっていく。