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Gemini
第18章 3人の時間
背骨を失ったみたいにソファに崩れ落ちる。

「なんか飲ませないとヤバくね?」

「あぁ、そうだな」

持ってきてくれた冷たいペットボトルを受け取り損ねて、床に落としてしまった。

「あーあー」

「ほら口開けて」

少し体を起こされて、重たい瞼を開けるとすぐそこに美しい顔があった。
唇が重なり、冷たいものが口の中に入ってくる。

ごくん

飲み干すとまた冷たいものが口移しで注がれ、体に染み渡って行く。

何度か繰り返して、少し頭がクリアになると、痺れてた全身が自分の元に戻ってきた気がしてきた。


「はぁ……ありがと…」
久しぶりに言葉を発したような感覚。

汗でおでこに貼り付いた前髪を優しい指がどかしてくれる。

「もういらない?」
「ん…」

頷いてその声の主に目を向ける。

「ルカ…」

穏やかな口調だったせいか、なんとなくノアかと思い込んでいた。

「ん?」

キスして欲しくて、ルカの顔に手を伸ばす。
すぐに察してくれて、今度は熱い舌が私の中に差し込まれる。

「俺ちょっと寝るわ」
どこかから聞こえたノアの言葉には返事もせずに、ふたりで舌を絡めあっていた。


それからどれくらいたったか分からない。
ずっとキスをしていた。
まるでそれ自体を楽しむみたいに、ときどき笑いながら。
ずっと触れ合って、吸ったり絡めたり。

気がつくとノアの規則的な寝息が聞こえていた。
大きなベッドの端にノアが横たわっていた。

「オレらも行くか」
私はルカの言葉に頷いて、後をついていく。
先に寝転んだルカの腕の中に当たり前みたいに収まる。


キスも再開し、今度は体も撫であった。
消え去ったかと思っていたさっきまでの凶暴な快感が瞬く間にその片鱗を見せはじめた。
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