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Gemini
第19章 滲入
イルカショーを見に行くというママたちとは別行動をとることにした。

そう決めたのは私。
もう我慢できなかった。

ふたりが食事してるのを見てるだけで、クリトリスがジンジンしてくるなんて…もう重症だ。


ちゃんとお願いして、気持ちよくしてもらえばいい。
ルカなら絶対に私のお願いを聞いてくれるはず。


私たちは階下へ降りて、更に深い深海へと入り込んで行った。辺りは暗くて、絶好のチャンスと胸が高鳴る。

「ちょっと…あっち…」
ヘンテコな形の生き物を横目に、部屋の端へと繋いだ手を引いていく。

「どうした?」
ザワザワしてる中でもルカの声は心地よく耳に届いた。

両手を伸ばして、ハグしたいと意思表示する。
ルカは躊躇なく抱きしめてくれた。

人前でこんな風にハグするなんて、考えられなかった。恥ずかしくて肩を組まれるのも嫌がってばっかりだったのに。

抱きしめられることで、少し落ち着く部分と余計疼く部分があった。

「どうしたんだよ?」
「お願い…」
ルカの胸に埋まりながら言った。

「ちゃんと気持ちよくして欲しいの…」

「ちゃんとって?」
ノアがルカとハグしてる私の頭を撫でながら、その先まで言わせようとする。

「イキたいの…」
ふたりが顔を見合わせる。

「ここで?」
ノアは意地悪に笑った。

「どこでもいいから…もう…」

「もう…?」
ルカのペニスが少し硬くなったのを感じて、体が期待してしまう。もう一押しかもしれない。

「我慢できないの…お願い」

自分からこんな風に甘えておねだりするときが来るなんて、思ってもみなかった。
でも今はそんなことどうでもいい。

「俺、周り見てようか?」
「ああ。壁になってて」

ルカはスイッチが入ったみたいに、私の耳に舌を突っ込んだ。
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