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Gemini
第19章 滲入
いつの間にか、部屋の中に警備員さんが立っていた。

(もしかして私たちを注意しに?)

近くを通るときは緊張したけど、何かを言われることはなかった。

ふたりと手を繋いで向かった先には、チラチラと蛍のように小さなたくさんの光が泳いでいる水槽があった。

不規則に光る魚たちは神秘的で、いつまでも見ていられる。ルカに肩を抱かれ、ノアとは手を繋ぎながら、しばらく見とれていた。


「きれいだね…」

そう言ったノアを見上げると、微笑んだノアがキスをしてくれた。ねっとりと舌を絡めあって、鼻から声が漏れてしまいそうな深いキス。
思わず指がピクンと反応し、ルカの指をきゅっと握ってしまった。

すると今度は、濡れた唇がルカの唇と重なった。
まるでクリトリスを弾くみたいに舌先を転がされて、乳首まで熱くなってくる。

暗い部屋の中
このまま…もっと…

目を開けて周りの様子を見ると、ルカの肩の向こうにさっきの警備員さんの姿が見えた。

「もぉっ…」
イライラが口から出るほどに、自分の欲求に振り回されてた。


結局そのままショップに行き、かわいいグッズやお土産を見て回った。すぐにママたちと合流して、明るい店内が1ミリの隙もない健全な場所になる。


「これ、どうかな?」
ママはジンベイザメのついた耳かきを私の方へ向けていた。

(ママたち、今日の夜はどうするのかな…)

ママの言葉は私の耳には入ってこない。

「いまいち?じゃあこっちは?」

(また飲みに行って二人で寝てくれたら私は…)
ママを通り越した先にいるルカを目で追ってしまう。

「それいいね、かわいい」
私の横でママに答えたノアの声で我に返った。

「あっ…うん!かわいい!」
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