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Gemini
第19章 滲入
帰りの車はノアが運転することになったみたいで、ママが助手席、つーちゃんがサードシートに寝転がった。
ルカは「ちょっと貸して?」と言うと、私のももに頭を乗せて目を閉じた。
(寝ちゃうんだ…)
行きのノアとは大違いだ。
当然といえば当然だけど。
雑談しながらの帰り道は、私に日常の温度を思い出させてくれた。
「カナデ、ミントか何かのタブレットとか持ってなかったっけ?」
「あるよ。ちょっと待って…」
運転担当のノアのためにタブレットのケースをバッグから取り出そうとしたときだった。
ファサッとルカの顔の上にバッグから飛び出たものが落ちてしまった。
私が気づくより先に、ルカが手に取った。
「なんだ?これ」
ルカに広げられる前に奪い取る。
手のひらの中でぎゅうぎゅうに握りしめたのは、もちろんパンツだ。
「オレにもちょーだい」
ルカの口にも一粒入れると、すぐに指で取り出して私のスカートの中に手を突っ込んできた。
やめてと声を上げる訳にもいかないまま、体は何かを期待して、ついももの力を緩めてしまった。
ルカの指先から私のクリトリスに移動したタブレット。口の中で感じる清涼感とは正反対の、熱くヒリヒリとした刺激を与え始めた。
うねるように動かしてみても、そのピンポイントの熱い刺激は取れる気配がなかった。
むしろ、溢れた体液で溶けだして、刺激はうっすらと全体に広がりつつある。
堪らなくて足をモゾモゾと動かしてしまった私を、ルカは意地悪に笑いながら見上げていた。
「そういや、母たちは今日も夜は出るつもり?」
ノアが助手席のママに尋ねてくれた。私は黙ったまま、耳に意識を集中させる。
「うーん…そうだねぇ…」
歯切れの悪い返事に、モヤッとしてしまう。
ルカは「ちょっと貸して?」と言うと、私のももに頭を乗せて目を閉じた。
(寝ちゃうんだ…)
行きのノアとは大違いだ。
当然といえば当然だけど。
雑談しながらの帰り道は、私に日常の温度を思い出させてくれた。
「カナデ、ミントか何かのタブレットとか持ってなかったっけ?」
「あるよ。ちょっと待って…」
運転担当のノアのためにタブレットのケースをバッグから取り出そうとしたときだった。
ファサッとルカの顔の上にバッグから飛び出たものが落ちてしまった。
私が気づくより先に、ルカが手に取った。
「なんだ?これ」
ルカに広げられる前に奪い取る。
手のひらの中でぎゅうぎゅうに握りしめたのは、もちろんパンツだ。
「オレにもちょーだい」
ルカの口にも一粒入れると、すぐに指で取り出して私のスカートの中に手を突っ込んできた。
やめてと声を上げる訳にもいかないまま、体は何かを期待して、ついももの力を緩めてしまった。
ルカの指先から私のクリトリスに移動したタブレット。口の中で感じる清涼感とは正反対の、熱くヒリヒリとした刺激を与え始めた。
うねるように動かしてみても、そのピンポイントの熱い刺激は取れる気配がなかった。
むしろ、溢れた体液で溶けだして、刺激はうっすらと全体に広がりつつある。
堪らなくて足をモゾモゾと動かしてしまった私を、ルカは意地悪に笑いながら見上げていた。
「そういや、母たちは今日も夜は出るつもり?」
ノアが助手席のママに尋ねてくれた。私は黙ったまま、耳に意識を集中させる。
「うーん…そうだねぇ…」
歯切れの悪い返事に、モヤッとしてしまう。