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Gemini
第25章 バースデー
「あぁ、見て?ビンビンに立ってる」

私の手を優しく掴むと、その濡れた指を胸の先に触れさせた。
「分かる?」
いやいやと首を振ってるのに、私の指は何度も乳首を撫でさせられている。

プリンプリンと弾かれてる感触から、見るまでもなく硬く膨らんでるのが伝わってくる。

「かわいいね、全然触ってなかったのに」

「恥ずかしい…」

「ほら、見て」
急にギュッと強く胸を掴まれて、背中が反ってしまった。
「ここ、見える?ほら」

顎を戻して目を向ける。
握られた乳房の先でキュッと尖ってる乳首に、ノアの舌が今にも触れそうになっている。

お腹の奥がジンジンして、息が荒くなってしまう。分かってる、私はノアの意地悪にすごく興奮していた。

私の唇にノアの指が触れた。何も言われてないのに、舌を伸ばしてその指を受け入れる。

ノアはそんな私を見ながら、私の乳首に舌を触れさせた。
微かな僅かな刺激に、お尻の筋肉が痙攣する。

「ノア…」

「なあに?」
舌先で弾く合間に私に目を向けた。

「ノア…」

「言ってごらん」

「ぁっ……私…」
言葉を探す。

(なんて言ったらいい…)

ノアは黙ったまま、胸を掴んでいる指に力を入れた。
「んんっ……ノアっ…………」

ノアは私の頭を抱えるみたいに包み込んで、耳から脳に直接司令を出すみたいに言った。
「したい?」
「したい…」
言われたままに繰り返す。

「セックスしたいの?」
「セックス……したい…」

ノアの顔が目の前に来た。
「俺もずっとしたかったよ」

胸も耳も唇もノアにまみれている間に、二人とも裸になっていた。
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