この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
Gemini
第25章 バースデー
[準備できたよ]
あとは送信ボタンを押すだけで、ルカが私を迎えに来てくれる。
(あー、でもどんな顔してればいいんだろう)
意識しすぎて、どうしても不自然な自分になってしまいそうだ。
「今日はありがとう…?」
想像のルカに向けて言葉にしてみた。ほっぺたに力が入って笑顔まで緊張してるのが自覚できる。
ガチガチのほっぺを両手で挟んでムニムニとほぐす。
「はぁ……も…どうしよ…」
その時、インターフォンが鳴った。
リビングに行ってモニターを見てみると、ルカだった。
心の準備も整わないままに、ドアを開けに行く。
「なんだよ、もう出れんじゃん」
優しい笑顔のルカに頭をポンポンと撫でられた。
「Joyeux anniversaire」
差し出されたのは、水色でまとめられたミニブーケだった。
「かわいい!」
受け取った私の手を掴んで、ドアの外に引き出した。おでこに触れた唇はほっぺたに移動して、唇に重なった。
「おめでと」
一瞬で離れた唇を追いかけるように見上げると、まるでノアみたいな笑顔で微笑んでいた。
「わぁっ!」
ランドセルを背負った近所の男の子が、抱き合ってる私たちを見てびっくりして立ち止まっていた。
「あっ!ごめんね、どうぞどうぞ」
ルカを家の中に入れて、通れるように道を開けた。
あとは送信ボタンを押すだけで、ルカが私を迎えに来てくれる。
(あー、でもどんな顔してればいいんだろう)
意識しすぎて、どうしても不自然な自分になってしまいそうだ。
「今日はありがとう…?」
想像のルカに向けて言葉にしてみた。ほっぺたに力が入って笑顔まで緊張してるのが自覚できる。
ガチガチのほっぺを両手で挟んでムニムニとほぐす。
「はぁ……も…どうしよ…」
その時、インターフォンが鳴った。
リビングに行ってモニターを見てみると、ルカだった。
心の準備も整わないままに、ドアを開けに行く。
「なんだよ、もう出れんじゃん」
優しい笑顔のルカに頭をポンポンと撫でられた。
「Joyeux anniversaire」
差し出されたのは、水色でまとめられたミニブーケだった。
「かわいい!」
受け取った私の手を掴んで、ドアの外に引き出した。おでこに触れた唇はほっぺたに移動して、唇に重なった。
「おめでと」
一瞬で離れた唇を追いかけるように見上げると、まるでノアみたいな笑顔で微笑んでいた。
「わぁっ!」
ランドセルを背負った近所の男の子が、抱き合ってる私たちを見てびっくりして立ち止まっていた。
「あっ!ごめんね、どうぞどうぞ」
ルカを家の中に入れて、通れるように道を開けた。