この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
アンケートから生まれた Love story
第8章 2人の夜と、秘密
── 大きな窓の向こう側
宝石のように輝く光の粒が、一瞬だけ見えた。
「……っ」
すぐに視界が閉じられて、唇の熱だけを感じる。
「嫌ならやめる」
「……っ ん…」
「しえりさん、今ならまだ間に合うよ」
海を間近に感じるような、ベイビューの部屋。
キスをしながら落とされたベッドの上。
「……やめないで」
そう言ってタカくんを見上げる。
……嫌じゃない。
私が傍に居てほしいって言ったの。
「……分かった」
夜景の光は、僅かで
照明を付けていないから、小さく頷いた彼の表情が見えない。
「タカくん明かり……少しつけちゃダメ?」
「このままで」
「……でも…」
「いいから。暗い方がいい」
私を見下ろしながら、上体だけ起こしたタカくんが
自分のシャツのボタンをひとつひとつ外していったあと
その綺麗な手が、私の腰に触れた。
「……っ」
服の上から、体のラインに沿って撫でられるだけで
こんなにも敏感に体が反応してしまう。
……既にもう、熱い……

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


