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アンケートから生まれた Love story
第8章 2人の夜と、秘密
~~って私はまた勝手にベラベラと!
説教みたいに聞こえちゃったかなぁ。
って反省する時点で年上ってことを気にしているのよね。
忙しいことが当たり前な人に、休んでって言うのは逆にうざったいかな。
「というのは、私の個人的な見解でして…
……!」
弁解の途中で
肩に回っていた腕に、ぐっと引き寄せられた。
「……タカ…」
「困る」
「……えっ?」
「あんたのMPが強すぎる」
MP?
エムピーって、なに?
「俺のHPはどうやって増やせばいいんだろうな」
「ね、ねぇ…専門用語じゃ分からない…」
「スーパーS’sに聞いたら教えてくれるかも」
「???」
誰って聞こうとしたけど、唇によって封じられた。
甘くて、切なくて、ちょっぴり苦しくて
それでもこの人と居ると、絶対的な安心感が生まれる。
昨日からずっと放置したままの携帯。
着信が何度も繰り返されている現実には、気付かないふりをしていた ───