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アンケートから生まれた Love story
第2章 漫画みたいな終わり方・始まり方
大学時代、初体験をしたその時に気付いて
教訓としてずっと封印してきたこと
自分では、自分自身の価値が分からないし
もしかしたら万人に受けることではないかもしれない
そうだとしても、今は
目の前で圧倒的なオーラを放ち
夏の日差しを御来光のように背負ってしまうこの人を
引き留める術も手段も、他には見当たらない。
「── 相談に乗ってくれて、解決したら
私をあなたの好きにしてください」
結婚目前で、婚約者に逃げられた
33歳の誕生日を迎えた女が
始まりを勝手に期待して、とんでもない爆弾発言をしている。
この時の私は、自らを客観視することができず
ブリーズする彼に向けて、醜態を曝け出していた。
「私は、俗に言う 名器 の持ち主です。
きっと満足のいく夜を過ごせることを、お約束いたします」
─── 後悔先に立たず。