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アンケートから生まれた Love story
第9章 花火
─── 人混みの中、夏祭りの雰囲気を肌で感じて
2人で一緒に砂浜を歩いて
夜風に吹かれながら、私の斜め前を歩く彼は
誰もを惹きつける、キラキラと光をまとっているように見えた。
時々遠くを見つめる、その瞳も
アキと名前を呼ぶと、振り向く表情も
どこか切なさを漂わせていて、心を釘付けにする何かを持っていて
……その理由が、なんなのか
皮肉にも
私の秘密を彼に知られたことが
強い意志の背景を
彼の過去を知るきっかけとなってしまった ───