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アンケートから生まれた Love story
第13章 逢いたい
靴を脱いで、広い廊下に秋を座らせて
私もその間に腰を下ろした。
足元の間接照明だけが、私達をオレンジ色に淡く照らす。
「……しえりさん」
壁に背中を付けて、足を曲げて座る秋が
静止するように私の頭の上に手を置いた。
……違うの。
私が、したいの。
「……っ」
たどたどしい手つきで、カチャッとベルトを外して
スーツと一緒に下着を下ろす。
秋の熱い煽りを……両手でゆっくり包んだ。
「……///」
なぜ今になって私が照れるかって
ここまできて
途中から気付いたなんてもう言えないけど
自分からするのは初めてで……今更心臓がバクバクと激しく鳴り出した。
それでも、なによりも
秋に少しでも気持ちよくなってほしくて、おずおずと上下に手を動かしていく。
「……は…」
ピクッと動いた秋は
自分のシャツのボタンを器用に外しながら、もう片方の手で私の顎を持ち上げた。
「……! んっ」
こじ開けられた唇。
秋のキスを受け入れながら、目を閉じて
自分の舌と手で、彼の熱さを直に感じると
……私の中心からも、じゅんっと密が溢れてくるのが分かった。