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アンケートから生まれた Love story
第14章 いつまでも、幸せに
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……大丈夫、と微笑んだお母さんを見て
秋はすべてを理解したように、穏やかな表情で頷いた。
20年の空白
聞きたいこと、伝えたいこと
お互いに話をしたいことが沢山あると思うけど
……急がなくていいんだ。
これからはきっと、会いたい時に会える。
2人の間には、言葉を交わさなくても心が繋がっているから
その必要すらないのかもしれない。
「……母さん」
秋が右手を差し出すと
私から離れた彼女が、秋の手を握った。
「あの時守れなくて
迎えに行けなくて、ごめん」
「……!」
「今日、こうして話せて良かった。
……また逢いにいくよ」
秋の想いと、お母さんの想いが
繋いだ手に温かく伝わっていく。
「母さんの幸せを、これからもずっと願ってる。
……いつまでも笑顔で、幸せに」
「……っ」
「俺の母親でいてくれて、ありがとう」
キラキラと輝く太陽のように
最後に、秋が明るい笑顔を見せてくれた。
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