この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
アンケートから生まれた Love story
第16章 伏線回収.。.:*☽
ヒメが俺の足をオットマン代わりにしたままだし
収集つかなくなりそうだから進めよっか蓮。
「……ったく」
無言の視線を受け取って
グラスの残りを一気に流し込んでから、蓮が大きく溜息を吐いた。
「お前たち期待し過ぎなんだよ。
正直ここまで引っ張る程のエピソードじゃない」
「……!」
「酒の飲み方も限度も制御出来なかった、学生時代の失敗だ。
大体察しがつくだろ」
ようやく話す気になった空気を受け取って
瀬名と夏輝も足を組んでソファに座り直した。
「……大学2年の2月。
学部の連中と何人かで、いつもの居酒屋で飲んでた」
「……!」
「雪で電車が止まるって言われてる中、さっさと帰ればよかったものの
最高に盛り上がりすぎて。
途中からどうでもよくなったんだ」
はいはいオールしたのね結局〜〜
毎回そんな感じだったもんね〜〜
って、なにそれ。
そんな時あったっけ?
俺は?
当時ヒメと蓮どちらとも仲が良かった俺は?