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第16章 伏線回収.｡.:*☽

自分のスマホを見つめる蓮の表情が、突然サッと曇る。

え？
なにどうした？


「……しまった間違えた」
「は？」
「タカに送った場所、瑠璃が今夜飲む店だった……」
「……」


・・・蓮、お前ってほんとに営業成績ナンバーワンなの？

って心の中で全員ツッコミを入れたに違いない。


……と、同時に
なぜか俺の前で、瀬名がピクッと体を硬直させた。


「なんだよ。
ってことは、あいつ1人で魔王の会に行っちまったってことじゃねーか」


可哀想～とヒメが溜息をつく。


「姉貴に優香に、アンナ、ヒカルに子分２人。
あのメンバーに初対面で遭遇するって、相当キツイわ…」

「いや違う。
今夜は美和と瀬名の彼女と３人だって、瑠璃が言ってた」

「……！」

「ごめんシェリー。
今タカに電話してすぐ呼び戻す…
……！」


蓮がスマホを耳に当てたと同時に
右斜め前で、瀬名が突然立ち上がった。


「……？ 瀬名、どうし…」

「 “ 白馬 ” 」

「……！」

「 “ 白馬の王子 ” 」



・・・ん？

なんだって？