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アンケートから生まれた Love story
第16章 伏線回収.。.:*☽
「ここに来ると、瀬名の鉄壁が毎回崩れるから楽しいな」
「あぁ、新たな酒のネタが出来た」
何かを悟った蓮とヒメが、口角を上げてソファに座り直した。
……俺と同じく
ハテナマークを浮かべるマドンナが、相当困惑している。
到着した途端、突然オーバーヒートして消えた男が
あなたの彼氏の先輩ですよなんて……誰が言えるだろうか。
「シェリー。何飲む?
タカが来る前に…」
「おい、既婚者2人」
蓮がメニューを差し出したと同時に、また夏輝が口を開いた。
「蓮、ヒメ。お前達のことだよ」
「「……!」」
「瀬名があんなに焦って、すっ飛んでいったのを見たのに
余裕で座ってるけど大丈夫か?」
……え? なに?
どーいう意味??
「タカノアキ。お前ら2人が熱く語る程のイイ男。
人妻だって例外じゃねぇと思うぜ?」
「「~~!!」」
「俺だったら
自分のいない酒場で陽菜に会わせるのは、躊躇するけどな」
そう言った夏輝が目を閉じて、煙草に火をつけると同時に
真顔の茶髪と黒髪がスクッと立ち上がった。
・・・あの
まさかと思いますがこの流れ……
「いや、お前達にそんな心配は必要なかったか。
余計な口出しして悪かっ…」
「「早く言えよボケ!!」」