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アンケートから生まれた Love story
第16章 伏線回収.。.:*☽
─── 繰り返すけど
rena's world story★a.n.r.r.y の中で
常に読者様から人気を得ているのは、3人。
その不動のランク上位に君臨する男達が
この最終章によって脆くも崩れ落ちてますけど……マジで大丈夫?
「……あ? なんか人少なくねぇか?」
マドンナ用に、ウエルカムシャンパンを持ってきたヤスが
ガランと空いた席を見て呟いた。
・・・マジでなにコレ。
あろうことか俺と夏輝とマドンナが残されるって、どういう構図?
「ヤス。隣りのボックス席も空けておいて」
にわかに信じがたいが、結局誰よりも理性的で冷静沈着なのは
笑みを浮かべながら言った夏輝なのかもしれない。
てゆーか
理由が理解できないはずのマドンナも、ちょっと笑ってしまってる。
「多分これから倍以上で戻ってくる」
「……おい、マジでやめろよ。
これ以上出禁寸前のブラックリストを増やすな」
「蓮とヒメに言えよ。
元凶は全部あの2人だ」
「はぁ……隠れ家的なBARが売りなのに……」
げんなりと溜息を吐いたヤス。
今宵、これからどんな会になるのかは
進行役を放棄した俺に、予測することは不可能だった ───